企業イベントに呼ぶマジシャンの選び方|7つのポイント

企業イベントにマジシャンを呼ぼうと考えたとき、「有名な人を呼べば盛り上がる」「料金が高いほど安心」と思っていませんか?

実際には、イベントの目的、会場、参加者に合っているかどうかで満足度は大きく変わります。

私は「マジシャン社長 なか。たつや」として、企業イベントやパーティーなどのステージに立ち、また新宿高島屋のテンヨーショップでは実演販売を経験してきました。

その中で感じてきたのは、マジックの成功は技の難しさだけで決まらない、ということです。

この記事では、企業イベントでマジシャンを選ぶ際に確認したいポイントを、出演する側の視点からお伝えします。

目次

1. 最初に「何のために呼ぶのか」を決める

同じマジックショーでも、周年記念式典と社員懇親会、取引先を招くパーティーでは求められる役割が違います。

式典なら品格や進行との調和、懇親会なら会話が生まれること、表彰式なら主役を引き立てることが重要です。

「とにかく盛り上げてほしい」だけでなく、「初対面同士の距離を縮めたい」「会の後半に一体感をつくりたい」など、目的を一文で伝えてみてください。

演者からの提案が具体的になります。

2. 参加者の人数と距離に合う演目か

少人数の会食で目の前のカードを使うマジックと、数百人が座るホールで行うステージマジックは、見せ方が違います。

前方の人だけが楽しめる構成では、後方の参加者が置いていかれることもあります。

事前に「人数」「座席配置」「ステージの有無」「スクリーンの有無」を伝え、会場全体に伝わる演目を組めるか確認しましょう。

テーブルを回る形式が適する場合もあれば、全員で同じ瞬間を共有する形式が適する場合もあります。

3. 技術だけでなく、会話の力を見る

私がテンヨーの実演販売で学んだことの一つは、最初の数秒で相手の興味が変わるということです。

お客様はマジックを見るためだけに来店するわけではありません。

足を止めてもらい、安心して見てもらい、楽しんでもらう。
その流れを毎日考えていました。

企業イベントでも同じです。

参加者を無理にいじらないか、初対面の人を緊張させないか、会場の空気を見て言葉を選べるか。

動画を見るときは「何が起きたか」だけでなく「お客様がどんな表情で参加しているか」に注目してみてください。

4. 主役を奪わず、主役を輝かせられるか

企業イベントには必ず主催者の意図があります。社員をねぎらう会なのか、お客様への感謝を伝える会なのか。

マジシャンが一人で目立つだけでは、イベント全体として成功したとは限りません。

私はマジックを、人と人との距離を縮めるコミュニケーションのきっかけだと考えています。

例えば、社長の挨拶の後、表彰の前、歓談の合間では、適切な演出の強さが異なります。

プログラム全体の中で役割を考えてくれる演者を選びたいところです。

5. 当日の条件を具体的に相談できるか

出演時間だけでなく、音響、照明、控室、搬入経路、準備時間、マイク、会場内の移動範囲などは確認しておきたい項目です。

マジックは「当日来てすぐ始めればよい」と思われがちですが、演目によって必要な準備は違います。

担当者が細かな技術を理解している必要はありません。

「この会場で何が必要ですか」と尋ねたとき、分かりやすく答えてくれるかが大切です。
撮影やSNS掲載の可否も事前にすり合わせておくと安心です。

6. 料金は「出演料」だけで比較しない

見積もりを比較するときは、出演時間、事前打ち合わせ、交通費、機材費、追加スタッフの有無など、条件をそろえて確認しましょう。

安く見えても、必要な設備が別料金になる場合があります。

逆に高額でも、会の目的に合わなければ期待した効果は得られません。

大切なのは、何を実現したいかと、そのために何を提供してもらえるかです。

複数候補に同じ条件を伝えると、提案の違いが見えやすくなります。

7. 過去の実績は「自分たちに近い事例」で確かめる

テレビ出演歴や受賞歴は参考になりますが、それだけで自社イベントとの相性が決まるわけではありません。

近い人数・会場・目的での経験があるか、実際のショー映像があるか、進行担当者との打ち合わせに対応できるかを確認しましょう。

私はテンヨーショップの店長としてフルコミッション制で実演販売を行い、テンヨー社長賞を受賞しました。

そこでは、一人ひとりの反応を見ながら伝え方を変えることの重要性を学びました。

こうした経験も、今のイベント出演や企業研修につながっています。

依頼前に伝えておきたいこと

相談時には、イベントの目的、日時と場所、参加人数、参加者の年齢層、会場の形式、希望する出演時間、予算の目安を共有すると話が早くなります。

決まっていない項目は「未定」で構いません。

大切なのは、演者と一緒に成功のイメージを具体化することです。

まとめ|「すごいマジック」より「良い時間」を選ぶ

企業イベントで本当に残したいのは、技の種が分からなかった記憶だけではないはずです。

「あの会は楽しかった」「普段話さない人と話せた」「会社の雰囲気が良かった」という体験こそが、次につながります。

マジシャン選びでは、技術、会話力、会場への適応力、主催者への理解を総合的に見てください。

マジックは、人の心を動かすための一つの方法です。

企業イベントへのマジシャン出演をご検討の方へ

周年記念式典や社員懇親会、企業パーティーなど、イベントの目的や会場に合わせたマジックショーについてご相談いただけます。

出演内容について詳しく知りたい方は、マジックショーのご案内をご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中 辰哉のアバター 中 辰哉 プロマジシャン/株式会社一期一会プロモーション代表取締役

なか。たつや

プロマジシャン・実業家・著者として活動する「マジシャン社長」。
本名「中 辰哉」、ビジネスネーム「中 達矢」として、マジック・講演・企業研修・プロデュース・ライフコーチなど幅広く活動しています。
マジシャンとして1,000以上の舞台を経験。

目次